後期第9課題 「宮沢賢治のための舞台装置」
出題者:高橋 庸文
宮沢賢治の作品が舞台化されることとなったとする。
舞台美術家になったつもりで舞台装置の模型をつくってプレゼンしてください。
舞台化したシーンの文章をかならずそえること。
また模型は273×273×15程度の土台に乗せたものとすること。
出題:11/27
提出:12/4 13:30
講評:12/11
注意事項:
○文章と名前は離れ離れにならないよう固定すること。
○舞台化の模型であってジオラマではない。
(登場人物をそのまま人形にする課題ではない。)
○宮沢賢治の文章はすべて青空文庫にあります。文章を改ざんしないこと。
2014年9月3日水曜日
1X12A089 鈴木 栄三郎 A+++
コルクと鏡のように反射する金属が、幾何学的に配置されている。幾層にもかさなった金属と金属の間から出演者はそっと登場するが、その気配も反射を通して観客につたわるだろう。ステージを動く演者は何層にもかさなってみえるだろう。(髙橋)
1X12A090 鈴木 辰巳 A+++
注文の多い料理店:料理店の入口のドアが開いていて、店内の壁はカラフルな模様で迷宮の空間のようだ。ドアの前の世界は、殺伐とした砂漠のような地表の地面が続く。どんよりとした空気感をもたらす、ねっとりした土のテクスチャーは、作者が描くドローイングの世界が空間に立ち上がったようだ。(安東)
1X12A041 大谷 美帆 A+++
舞台中央にそびえ立つ、シンボリックな高さのドア。通り抜けるだけのドアは舞台美術でよくある表現であるが、プロポーションやサイズを工夫することで見慣れたものを一変させられるという好例だろう。窓の夕焼けとの組み合わせも効果的。(山本)
1X12A147 林 誠 A++
クラムボンは笑っていたよ:カニや魚の缶詰を解体し、波のようにゆらいだ水面を舞台にした。エッジに触ると痛いように心に何かがささる感覚をもたらす。波のような水面は、海岸に流れ着いたゴミのかたまりのようにも見え、食べられていくものの最期を表す宿命の姿のようだ。独特な表現により感性あふれる作品に仕上がった。(安東)
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