設計演習

2013年10月29日火曜日

C2 後期第2課題「所作のカタチ」

設計演習C第2課題
出題:和順 陽(TA)


「所作のカタチ」


 人間の「所作」が文化をつくり「カタチ」となる。また、「カタチ」によって「所作」が生まれ文化が展開される。
 茶の湯の世界を見ると、「所作」は、単なる行為を超えた文化的・社会的行為であり、感情や意志、美的精神性までをも包含している。そして、そこで使用される茶道具の「カタチ」は、その「所作」を生むための繊細なニュアンスが具現化したものだと言えるだろう。(例えば、茶碗の取手のない両手におさまる形態やなじみが、茶を飲むという動作をより精神的なものにしている。)
 「カタチ」によって「所作」が生まれる。そんな道具を、素材の選択、機能の工夫、細部のディテールなどを意識した上で、ある「所作」が可視化される適切な「カタチ」を考え、1/1スケールで制作して下さい。

提出物:立体作品
サイズ:自由

*必ずしも現実的な機能を持った道具でなくてもかまいません。
*ある道具の、部分だけを切り取って作ってもかまいません。
*道具であることを考慮して、扱っても破損しないだけの耐久強度を確保して下さい。


出題:2013/10/9
提出:2013/10/16(13:30)

講評:2013/10/23

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