2013 設計演習 B/C
早稲田大学建築学科の授業「設計演習B/C」の作品アーカイブ
設計演習
2013年6月28日金曜日
お知らせ2
赤坂×早稲田協同課題のポスターを書き換えました。
7月3日(水)の13:30〜16:20に、赤坂区民センター区民ホールで行います。
ぜひお越し下さい。
2013年6月22日土曜日
B7 第七課題「infuse」
出題者:安東
「
infuse
」は注ぎ込むという本来の意味から、考えをしみこませるとか魂を吹き込む、お茶を煎じる、といった、ものがしみいる感じを表現するときに用いられる言葉です。気持ちが伝わったり感情を届けたりして、お互いに影響を与えるようなそんなニュアンスも含んでいることがあります。「
infuse
」から連想される現象やその言葉をタイトルにし、イメージを膨らませて、オリジナルな作品にしあげてください。
提出物:ドローイング
(
275
×
275
cm)
3枚以上
出題日:6月5日
提出日:6月12日 13時30分(厳守)
講評日:6月19日
1X12A133 中山 拓也 A+++
腐食した鉄は我々の身近にあるものだ。この作品をみるとそれらひとつひとつが複雑な形状をもった宇宙を内包していることに気がつかされる。大きさの違う鉄の板をそれぞれ違う方法で錆をつくる。これらが細心の注意をもって一枚ずつ額に収められる。この提示のされかたが洗練されていることで鑑賞者はその大いなる宇宙に導かれる。(高橋)
1X12A105 竹下 佑 A+++
雨:雨の降っている風景画が3枚並んでいる。絵はそれぞれ点描で丁寧に描かれており、雨で視界が滲んでみえる現象を美しくとらえている。余白のバランスは絶妙で、淡く描かれた色彩には無駄がない。切り取られた白の存在が絵の中で浮かび上がり、完成度が極めて高い作品に仕上がっている。(安東
)
1X12A088 鈴木 明世 A++
黒いミューズコットンに、横長に着彩された国旗のような紋様が8枚に亘って描かれている。夜の街に浮かぶコンビニなどの紋様を発見して色彩の附置として描いている。記号的ではなく、輪郭がボヤけているように描いている表現が、闇の空間と溶け合っているように見えるのが、この作品の魅力となっている。(入江)
1X12A170 松田 雅央 A++
プチプチの梱包材をハンコとして用いることで、粒子ごとの色の変化を表現している。微粒子による色彩の
infuse
という構想自体は珍しくないが、ユニークな媒体を発見したことが作品を非常に個性的なものとしている。(山本)
1X12A090 鈴木 辰巳 A++
浸食:柔らかい鉛筆のタッチで、河川を隔てた街と森の風景が描かれている。注意深く観察すると、街の建物が森を浸食しているのか街の中に緑が浸食しているのか、どちらとも言えない不穏な空気が流れている。
Infuse
という課題のタイトルを浸食と読み取って独特の空気感のある作品に仕上げた。
(
安東
)
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