設計演習

2013年6月7日金曜日

1X12A090 鈴木 辰巳  A+++



部屋の片隅。引き違いの窓が開けられ、風を孕むカーテンがある掃き出し窓の部屋、外へ開け放たれた部屋での生活と、窓辺に取り付けられた風鈴、そして時間が過ぎて人の住まなくなった部屋に樹木が這いずりこみ、壁と開口をこわし、廃墟となった部屋の佇いに月が昇る。暗闇。片隅の時間が変容をとおして奏でられる音の変容が連動して、静寂へと至る。片隅に耳を澄ました作者の連想力をかいたい。(入江)

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